行動経済学

 

人はどういう状況で何を選ぶか?

どの商品を買って、どの仕事を選ぶか、小さいことだと、歯を磨くこと、顔を洗うことも選択である。

この選択の法則を学ぶことは、仕事や交友関係に肯定的な効果をもたらす武器になる。

以前、Twitterで見た内容で

アンダーマイニング効果

について、まんが形式で説明されたものがあった。

アンダーマイニング効果を簡単に説明すると、対価をもらうことで、もともと、自発的に行なっていたものが、対価をもらうことに差が変わってしまう現象をさすのだが

その話を知ったことによって、お金を払ってやってもらうことについて深く考えさせられた。

今でも、お金の話をするたびに思い出し、他にまんが形式で紹介されたものはないのか探したところ

以前、見たものが、行動経済学まんが ヘンテコノミクスの抜粋だということがわかった。

https://www.amazon.co.jp/dp/4838729723

今回、この書籍を読み、印象的だったものをまとめる。


1,アンダーマイニング効果

冒頭でも説明したが、対価をもらうことで、自発的に行なっていたことの目的が変わってしまう効果である。

まんがでは、子どもがする壁の落書きに対して、お小遣いをあげて、お小遣いを払わないことで、落書きをやめさせる話があるが、似た例はいくつもある。

例えば、国のためにボランティアで活動してた人が、お金をもらった瞬間、自分の活動が金額に見合ってないから、辞めてしまう。とか、今までは、雑談でアドバイスしていた人が、コンサル業を仕事として初め、お金をもらわないと相談に乗りたくなくなるなど、色々事例がある。

この効果は、今自分がお金のためにしているのか、心からやりたいと思ってしているのか意識しないと違う方向に行ってしまう可能性があるので、要注意だ。

友達と仕事は分けた方が良いというのは、元々、内発的に会っていたものが、お金もらわないと会いたくないになってしまうような現象も考えられる。

お金を払うかというのは、慎重になった方が良い。


2.感応度低減制

母数の大きさによって、価値が変わってしまう法則のことだ。

1万円の商品が千円安い店を見つけたら、少し労力があってもそちらで買うが、100万円の商品だと千円安い同じ条件のお店にわざわざ行かなくなる。

同じ価値の違いなのに行動が変わってしまうような、そんな原理だ。

よく大きな買い物で使われている。

車のコーティングオプションや引越しの害虫駆除など、大きい金額を払う時にこの心理が働きやすい。




3.罰金による罪の軽減

これは、言葉の通り、もともと罪悪感感じてたものが、お金を払うことで罪悪感を感じにくくなることだ。

レンタルビデオを考えると実感しやすいのではないだろうか。

例えば、1週間の期限でレンタルしたもの、期限が過ぎた時に感じるのは罪悪感、ではなく、追加料金払わないといけないという残念な気持ちの方が強くなる。といったものだ。

お金を払うと言うことで、相手への思いやりは、感じづらくなるように思う。


以上が、響いたもののまとめだ。

このまとめが、少しでも誰かの役に立つとうれしい。